2019年の振り返り

振り返り

仕事

昨年から引き続き、mixpaceというサービスの開発と運用を担当していました。mixpaceは製造業でよく使われるCADデータ、また建設業でよく使われるBIMデータを、HoloLensやiPadといったAR表現が可能なデバイス向けにデータをコンバートし、現実空間上に重畳表示をできるようにするためのサービスです。

その中で自分はコンバートするデータの指定や管理のインタフェースとなるWebシステムと、バックエンドにあるコンバータの開発を行っていました。

チームの中では特にこれといった肩書きがあったわけではないのですが、チームリーダやリードといったロールに近しい動きをしていたと思います。

技術

言語面からだと8割がたTypeScriptを使っていたような気がします。1割がC#で残りがPower Shellになるのかなと。mixpaceのWebサービスはフロントエンドにNuxtJS、APIやバックエンドサービスにはExpressを活用しておりTypeScript 100%で実装しています。

特に今年はフロント周りに力を注いだ記憶があって、夏頃に既存のコードをほとんど破棄して設計から見直して作り直したりしていました。これは割と効果があった活動だった思っていて、雑だったテスト周りを整備したり、コンポーネントの凝集度と結合度に気を配って設計したりなどなど。知識の棚卸しや足りない部分の補強などもでき、自分でも成長を実感できました。

また、クラウドインフラとしてMicrosoft Azureを利用しており、AD、App Service、Functions、Container Instance、Azure Storageを利用する機会が多く、CQRSやイベントソーシング、マイクロサービスといったアーキテクチャとDDDに思いを馳せるきっかけにもなりました。

そのほかにもRust、C++、Erlangなどにも手をつけていたりしていましたが、こちらはまだ趣味の域にも達していないくらいでしょうか。

2020年は?

まだまだ時間の使い方が甘いところが多かった1年だと思うので、より密度高く時間を使っていく方法を探っていきたいと思います。今年は作業やインプット中にTwitterをはじめとするSNSを覗きに行かないよう意識していましたが、これは抜群に効果あったので続けていきたいところです。

また、インプットに対するアウトプットのやり方も見直す必要があるかと反省しています。ブログだとどうしても内容や体裁の精査に時間をかけてしまいがちな性格なので、なかなか気持ちが上がりませんでした。しかし、数ヶ月前から社内でesaを導入してから、雑に書き溜めていくことができるようになってきたので、来年はこちらを軸にしていきたいです。

技術面では来年もWebまわりを中心に頑張っていきたいところ。ただ、Webだけだと自分にとって今の会社にいる意味が薄くなってしまうので、XR領域に改めて足を突っ込んでいきたいと思っています。ただ、社内ではUnityめちゃくちゃ使える人がたくさんいるので別のアプローチを取ろうとは思っています。キーワードだけ並べると、AR.js、React Native/Flutter x ARKit/ARCore、Three.jsなどでしょうか、今年こそ3Dレンダリングやっていく、かも。その一方でCS周りも改めて基礎から見直していきたいという気持ちもあったり、欲望は膨らんでいくばかり。

仕事は来年もmixpaceにコミットしていくと思います、来年も勝負の年。いちエンジニアとしてアウトプットしていくことはもちろんですが、チームの中でもどう貢献していくかも考えていきたいです、今ならアジャイルのマインドも自分の中に落とし込んで行けそうな気がしないでもない。

おわりに

来年もよろしくお願いします。

Profile
d_yama
元Microsoft MVP for Windows Development(2018-2020)
Sub-category : Windows Mixed Reality
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