M1 Mac mini環境構築メモ

  • December 8, 2020
  • d_yama
  • mac

新しいMac miniを買った

買ったよ。

なんだか環境構築メモを公開するのがブームっぽいので便乗する。

fish

まずはターミナルまわりをセットアップする。 普段使いのshellはfishで、こちらはユニバーサル版のインストーラが公式からDLできるのでそちらを導入した。

fish

fisher

fishのプラグインマネージャ。公式のドキュメントを参考にインストールした。

curl https://git.io/fisher ==create-dirs -sLo +/.connfig/fish/functions/fisher.fish

ターミナル

icebergテーマを入れた。公式サイトの一番下からMac用のテーマをDLできる。

iceberg

homebrew

すでにAppleシリコン対応版の導入方法はいろいろなところで紹介されている。今回はこちらを参考にした。インストール先のディレクトリはよく考えた方がいいらしいので/opt配下に置くことにした。

sudo chown (whoami):staff /opt/homebrew && \
curl -L https://github.com/Homebrew/brew/tarball/master | tar xz --strip 1 -C /opt/homebrew

パスを通したあと、brew updateでアップデートすると2.6.0となった。

フォント

ターミナルやIDE、エディタのフォントでは「Ricty Diminished」を常用している。homebrewから以下で導入できた。

brew tap homebrew/cask-fonts
brew cask install font-ricty-diminished

ブラウザ

Chrome

公式サイトからインストーラを入手して導入、Universal版

Microsoft Edge

公式サイトからインストーラを入手して導入、Intel版

Slack

公式サイトからAppleシリコン版をダウンロードできるのでそちらを導入

Teams

公式サイトからインストーラを入手して導入、Intel版

Office for Mac

公式サイトからインストーラを入手して導入、intel版

WebStorm/CLion/Rider

ここから開発関係のものをインストールしていく。JetBrains製のIDEはIntel版しかないけどRosetta2経由でちゃんと動作する。こちらも公式サイトからインストーラを入手して導入。

Visual Studio Code

Exploration版としてARM64版のVSCodeが配布されている。インストールしていろいろ拡張機能を入れているが、今のところクラッシュは一度も起きていない。

Git

homebrewからインストール。

GitKraken

公式サイトからインストーラを入手して導入、intel版

Node.js

できるだけバージョン管理ツール上で管理したい。ちょっと調べてみたらnvmならM1プロセッサ版でも動作するらしいのでそちらを導入。ただ、インストールできるバイナリがstableはIntel版だけの模様。

nvm

公式サイト通りの手順で導入

curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.37.2/install.sh | bash

fish-nvm

nvmはfishをサポートしていないらしいので、fish上で使いたい場合はサードパーティのプラグインを入れるのが推奨とのこと。fisher経由でfish-nvmをインストールした。

fisher instalL jorgebucaran/fish-nvm

これで好きなバージョンのNode.jsを使えるようになった(Intel版に限る)。

Rust

rustupについては1.23.0からAppleシリコンに対応したとのこと。ただ、Rustについては次バージョンの1.49.0からAppleシリコンに対応とのことなので、beta版のツールチェインを導入する。

rustupは公式の手順どおりに導入

curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://sh.rustup.rs | sh

rustupからCustomize installationbetaを選択してインストール

Current installation options:


   default host triple: aarch64-apple-darwin
     default toolchain: beta
               profile: default
  modify PATH variable: yes

1) Proceed with installation (default)
2) Customize installation
3) Cancel installation

cargo newしてHello, World!できるまで確認した。

Magnet

残りはユーティリティまわり。

MagnetはストアからUniversal版をインストールできた。

Clipy

公式からインストーラを入手して導入

DeepL

公式からインストーラを入手して導入

1日使った感想

一番触っている時間が長いJetBrains製のIDEがIntel版なので、早さについてはそれほど恩恵を受けている気はしない。が、これまで使っていたMBP2017だと動作が重くなることもあったのでそれ解消されただけでも快適ではある。

早さよりも静音性がすごいと感じた。ShaderToyで重めのShaderを動かしてもファンの音が聞こえない、熱くもならない、といった感じ。

Dockerがまだ使えなかったり、自分の主要アプリがIntel版だったりするのでまだ100%活用できるとは言えないけど、どれもAppleシリコン対応は頑張っているようなので今から移行しておいて損はなさそうだなと感じた。

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d_yama
元Microsoft MVP for Windows Development(2018-2020)
Sub-category : Windows Mixed Reality
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